トマホークショットでHIO、チップインを狙う際の計算方法の解説や、簡易計算式が公開されています。
風縦成分 1m は約 1y 飛距離に影響を及ぼし、この数値は風の強さに比例します。
また打つ強さが弱い場合、風が飛距離に及ぼす影響も少なくなります。
風の縦・横成分の求め方は以下の通りです。
縦成分 = cos( 角度 )×風速
横成分 = sin( 角度 )×風速
図1のような場合( 向かい風 4m、30度とします。風の読み方はこちら)
縦成分 = cos( 30度 )×4 = 3.464
横成分 = sin( 30度 )×4 = 2
この例の場合、風によって飛距離は約 3.5y 縮みます。
高低差がマイナスの場合、約 ( 高低差×0.9 )y 飛距離が伸びます。
高低差がプラスの場合、約 ( 高低差×1.2 )y 飛距離が縮みます。
図2のような場合(カップまでの距離 224y、高低差 -3.41m) 3.41×0.9 = 3.069 この例の場合、高低差によって飛距離は約 3.1y 伸びます。
パワーとキャリーの目安を以下に示します(図3)。
パワ(%) | キャリ(y) |
100 | 252.5 |
99 | 249.5 |
98 | 246.5 |
97 | 243.5 |
96 | 240.5 |
95 | 237.5 |
94 | 234.5 |
93 | 231.6 |
92 | 228.6 |
91 | 225.7 |
90 | 222.8 |
89 | 219.8 |
88 | 216.9 |
87 | 214.0 |
86 | 211.1 |
85 | 208.3 |
84 | 205.0 |
83 | 201.7 |
82 | 198.4 |
81 | 195.2 |
80 | 192.0 |
図1と図2を例に計算すると仮想距離は 224 + 3.5 - 3.1 = 224.4
カップまでの距離を 224.4y とみなし、
図3の該当するキャリーからパワーを求めます。
90% = 222.8y、91% = 225.7yとなっています。
この例の場合、打つ強さは 90.5% ~ 91% あたりが妥当です。
風横成分が打球の軌道に与える影響はキャリーによって変わってきます。
また高低差が低い場合は多く曲がり、高い場合は少なく曲がり、以下の式によって計算できます。
風による横ズレ影響×( 1 - 0.01×高低差 ) - ①
横風 1m の場合の、キャリーと横ズレの目安を以下に示します(図4)。
キャリ(y) | ズレ(y) |
192.0 | 0.7 |
195.2 | 0.725 |
198.4 | 0.75 |
201.7 | 0.775 |
205.0 | 0.8 |
208.3 | 0.825 |
211.1 | 0.85 |
214.0 | 0.875 |
216.9 | 0.9 |
219.8 | 0.925 |
222.8 | 0.95 |
225.7 | 0.975 |
228.6 | 1 |
231.6 | 1.03 |
234.5 | 1.06 |
237.5 | 1.09 |
240.5 | 1.12 |
243.5 | 1.15 |
246.5 | 1.18 |
249.5 | 1.21 |
252.5 | 1.24 |
図1と図2を例に計算すると
風横成分( 今回の場合 2m )と図4の該当するキャリーから横ズレを求めます。 2×0.975 = 1.95
①の式に数値を入れます 1.95×( 1 - 0.01×( -3.41 ) ) = 2.02
この例の場合、2y 右に曲がります。
グリーンのマスには一辺が 1.5y のものと 2y のものがありますので、
2y マスの時は 1 マス、1.5y マスの時は 1.3 マス右に曲がります。
暗算でできる程度のより精度の低い計算式です。
地場は100%フェアウェイ、グリーンは1.5yマス、パワーは20(1W 240y)、スピンは7を例として行っています。
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